自費リハビリを選択するときのポイントについて

本日は、自費リハビリの選びかたのポイントについてのお話をしていきたいと思います。私は、理学療法士免許取得後、大学病院に勤務後、大手自費リハビリ施設に4年間勤務し、自費訪問リハビリサービスを行うRehab Tokyoを設立しました。一概に、自費リハビリと言ってもサービス内容、職種、料金設定、リハビリ頻度の指定など多種多様な形態をとっていることがわかりました。利用者様やそのご家族が納得のいく自費リハビリ施設を選ぶことができるように解説していきます。
本日の目次
1.サービス内容について
2.店舗リハビリか訪問リハビリか
3.セラピストの職種について
4.セット(頻度や回数など)料金になっているか
5.自費リハビリの検索時の注意点
6.料金について
7.最も重要と考えるポイント
①サービス内容について
まずはリハビリサービスの内容についてです。メインのリハビリサービスは言うまでもなく重要です。まずマンツーマンであるか、リハビリを効果的に行うためのサービス(ニーズの聞き取り、目標設定、効果判定、結果のフィードバック)などが揃っているか確認する必要があります。リハビリを行うときの疑問(こんな時にはどうする? この器具を買って自主トレに用いてもいい? 物品・装具の相談など)を答えてくれる施設やスタッフであるかも確認しておくと良いでしょう。事業所によってはオプション料金(器具の使用、効果判定、自主トレ指導、オンライン指導など)が必要となる場合があり、予期せぬところで費用がかさむ可能性があります。また、リハビリサービスに整体師や鍼灸師が関わっている施設もあります。利用者様がリハビリを受けたいのか、コンディショニングなどをしたいのかよって、他職種の施術有無を決定できる施設であると良いと思います。

②店舗リハビリか訪問リハビリか
店舗がお近くにないかた、退院直後の方や車椅子を日常的に使用されるかたなどは、迷われる方が多いと思います。一般的には、店舗リハビリの方が、設備や備品、スペースなどの点でリハビリに適していることが多いです。まずは、訪問リハビリを検討中の方でも店舗がある事業所であれば店舗の設備を確認することをおすすめします。利用者様の中には、訪問リハビリに適するかたも当然いらっしゃいます。それは、店舗までの距離が遠い、身体介助量の多い、ご家族などの送迎者を確保することが難しい利用者様などです。店舗までの距離に関しては、利用者様の時間的な制約になってしまうことや、介護タクシーなどお使いの場合は予約を取る手間や費用がかさむこともあります。身体介助量の多い方や送迎者の確保が難しいかたは、自分のスケジュールだけでなく送迎者のスケジュールの確認が必要です。長期的なリハビリを見据えていたが、ご家族の負担が強まったことから、店舗リハビリを中断してしまうというケースも見てきました。訪問リハビリでは、悪天候時に外出する手間を省けるのもメリットといえます。上記のような点を念頭に置いて、リハビリの場所を検討してみてください。

③セラピストの職種について
続いてセラピストの職種についてです。リハビリ専門職と呼ばれるのは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種になります。実際に自費リハビリを受ける際に、よく聞く職種が理学療法士、作業療法士だと思います。一般的には、理学療法士が基本動作能力(寝返り、起き上がり、立ち上がり、移動)の改善を図り、作業療法士が応用動作能力や社会への適応能力を改善を図る職種と考えられています。私の主観ではありますが、自費リハビリにおいては両職種の隔たりは少ないです。しかし、利用者様のニーズがどちらに近いのか、担当するセラピストはどちらなのかは確認しておいた方が良いと思います。その他、整体師、トレーナー、鍼灸師の方がリハビリ施術に関わる場合もあります。そのときは、「自分のニーズの中のどの部分をどのように改善してもらえそうか」という視点をもち、担当の方とお話してみてください。

④セット(頻度や回数など)料金になっているか
続いてはセット料金になっているかについてです。自費リハビリは、一般的な保険内のリハビリに比べて高額です。いくつかの自費リハビリ施設では、セット制度(リハビリの頻度や鍼とのセット、月ごとの制約など)を導入しています。これらは、効果を実感するのに必要な頻度・内容とも捉えることが出来ますが、利用者様にとっては契約後に返金がしずらい、お休みが取りずらい、必要のないサービスが入っているなどのデメリットに繋がる可能性があります。希望するリハビリが出来ない場合は、その理由や対応の可否について聞いてみることも手段の一つと言えます。
⑤自費リハビリの検索時の注意点
Googleなどで、自費リハビリについて検索するとページのトップには「スポンサー」と記載のあるWebページが出てきます。これは、広告を導入している自費リハビリ施設が検索トップに出現するように広告費を支払っていることを意味します。当然、その企業は投資を行い企業の宣伝を行っているのですが、トップに出てくる会社が自身の納得するリハビリを提供してくれるとは限りません。現在は、自費リハビリ施設も増え競争も激化しています。自分の疾患や症状、スタッフの質や経験など踏まえて、慎重に検討することをおすすめします。
⑥料金について
まず、自費リハビリの料金は事業所により大きく異なります。60分のリハビリですと¥10,000~¥40,000の相場とかなりの開きがあります。この背景には、サービス内容、医師の有無、事業所の特徴(大手起業、個人、病院経営)、配置人数、店舗の有無などさまざまな要因があります。利用者様の状態によりリハビリが長期的なものになるか否かは当然異なります。予算は限りがあるが、自費リハビリをはじめたいときには、通える期間、到達可能なレベルを聞いておき、相手の経験・知識・誠実さを確かめることも重要だと思います。
⑦最重要POINT
先ほども解説しましたが、自費リハビリは保険内リハビリと比較すると高額で、利用者様の負担や不安も大きいはずです。是非とも最重要ポイントを踏まえて自費リハビリを検討してください。
筆者が考える自費リハビリをはじめるときの最重要ポイントは、さまざまな施設の体験リハビリを行い、体験後の即決をしないことです。当然であると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、はじめて自費リハビリを選ぶときの比較対象は、病院のセラピストのみであるというケースが大半だと思います。自費リハビリのセラピストは、これまでの自費での成約経験などから提案力や専門知識の伝達能力など優れている可能性が高いです。はじめて体験リハビリに行った際に、即決に伴う特典なども用意されている可能性もあります。このような場面では意外にも冷静に対処できない場合も予測されます。体験リハビリに出向くときには、事前に「他のリハビリ施設にも体験に行きます、そのため即決は出来ませんが宜しくお願いいたします。」と伝えておきましょう。
いくつかの事業所の中から、この事業所なら自分もリハビリに向き合える!頑張ってやれそうだ! と納得した事業所に出会えることを願っています。
長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
今回は、自費リハビリの選び方についての解説をしてみました。
お読みいただいた方が少しでも参考になれば幸いです。
もし何か気になる点やご質問などございましたらRehab Tokyoまでご連絡ください。
Mail:suzuki.akifumi.1992@gmail.com
Tell:090-1181-5757
Rehab Tokyoではリハビリに関する有益な情報を発信していきます。
ではまた次回!!
訪問リハビリの注意点、リスク(危険性)について
訪問リハビリ利用者の経過(生活動作について)
自費訪問リハビリの費用について
Rehab Tokyoの施術の流れについて

保有資格:理学療法士、修士(理学療法学)、認定理学療法士(運動器)
住環境コーディネーター2級
略歴:理学療法士免許取得後、大学病院に勤務し、整形外科、神経疾患、がんなど様々な疾患の理学療法に従事する。
その後、大手自費リハビリ施設にて勤務し、医学的根拠(エビデンス)の基礎を学び、店舗・訪問リハビリにて利用者様に尽力する。
エビデンスに基づくサポートができるように、多数の学会発表や論文執筆を通じてさまざまな疾患やトレーニングの学習に励む。
過去の経験を活かし、在宅でも本格的なリハビリをお届けするために、自費訪問リハビリサービスのRehab Tokyoを設立。



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