エビデンスに基づくリハビリとは?

エビデンスとは、日本語で「証拠」や「根拠」を指す言葉です。リハビリやエクササイズにおいてのエビデンスは、研究などをもとにした実証結果を指します。

米国のNational Academy of Medicineは、このようなエビデンスに基づく施術に関して質と安全性の向上のために必須の項目であると定義づけています。

エビデンスには、エビデンスレベルという概念があり、これは結果が導かれた際の研究の結果の信頼性(結果の確からしさ)を示します(図1)。

信頼性の高い研究手法を用いて結果を導いた場合のエビデンスレベルは高くなるということになります。

Institute of Medicine: Evidence-Based Medicine and the Changing Nature of Healthcare: 2007 IOM Annual Meeting Summary. National Academies Press, Washington, 2008

エビデンスに基づくリハビリとは?
エビデンスに基づくリハビリとは、前述の検証結果を参考にしたリハビリを指しますが、必ずしもエビデンスレベルが高い施術しか行わないというわけではありません。

①患者の症状とそれらを取り巻く環境、②患者の価値観、③科学的根拠を包括的に考慮し、最後に施術者の技術や専門性を加味して行われます。

この中で、科学的根拠は一部分でしかなく、そこには症状や環境、対象者の価値観などを加味する必要があります。

このことから、科学的な根拠(エビデンス)も、高いものを単純に選ぶことはありません。

Rehab Tokyoのリハビリ

施術者はリハビリを行うにあたって多くの知識や経験が必要です。その中で、質の担保や安全性を担保するために、エビデンスを効果的に用いることが推奨されています。
Rehab Tokyoのリハビリは、エビデンスに基づいた情報を参考にしながら、利用者の希望やニーズに伴走リハビリ、エクササイズを提供します。

エビデンス(科学的根拠)を把握しておくことは、利用者様の予後の予測や、リハビリ結果の評価の材料になります(下図)。

リハビリ結果を可視化し、参考にした文献に比較してどうであったか、施術の選択はどうであったかなど、今後の意思決定にとても重要な情報になるはずです。


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